労使宣言50周年を迎えるにあたって

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労使宣言締結から半世紀経った2012年5月、トヨタ自動車株式会社社長(豊田 章男)とトヨタ自動車労働組合執行委員長(鶴岡 光行)は労使宣言の精神とトヨタのモノづくりを次の世代に引き継ぐことを誓い、「労使宣言50周年を迎えるにあたって」に調印しました。

wrap up 「労使宣言50周年を迎えるにあたって」の要約

私たち労使は、労使宣言締結から半世紀にわたり、その基本的な考え方(1.2.3)に基き、幾多の苦難を乗り越え飛躍を遂げた。
ここ数年においては、世界同時不況や歴史的な円高など、次々と直面する困難な課題に対応してきた。その解決に向けて労使が互いの責任を果たす中で、労使宣言の精神が私たちに脈々と受け継がれていることに誇りを感じた。
同時に、わが国自動車産業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、日本のモノづくりを守りぬく覚悟と志を労使で共有した。
会社と組合は、相互信頼と相互責任を基盤とする労使の絆を一層強固なものとし、お客様の満足と社会への貢献を、それぞれの期待を超えるまでに実現することで、労使宣言の精神とトヨタのモノづくりを次の世代に引き継ぐことを誓う。

「労使宣言50周年を迎えるにあたって」調印

豊田 章男 トヨタ自動車株式会社社長(左)
鶴岡 光行 トヨタ自動車労働組合執行委員長(右)

monument 労使宣言50周年記念碑序幕式の実施

2013年4月8日、トヨタ自動車労働組合とトヨタ自動車株式会社は、労使宣言50周年を記念して、本社事務本館大ホール南緑地帯に建立された記念碑の序幕式を行いました。
式典には社長の豊田さん、副社長の小澤さん、小平さん、専務役員の宮﨑さん、常務役員の上田さんらが、労働組合からは鶴岡委員長をはじめ、執行部代表25名が出席しました。
この記念碑は労使宣言の精神とトヨタのモノづくりを次世代に継承する象徴として、工機管理部、メカトロシステム部、スタンピングツール部、ダイエンジニアリング部の工機領域4部とプラント・エンジニアリング部、試作部の皆さんが制作されました。
碑文には、「会社と組合は、車の両輪が道を行くが如く相互信頼と相互責任を基盤とする労使の絆を一層強固なものとしお客様の満足と社会への貢献をそれぞれの期待を超えるまでに実現することで労使宣言の精神とトヨタのモノづくりを次の世代に引き継ぐことをここに誓う」という、2012年5月29日に労使で調印を行った「労使宣言50周年を迎えるにあたって」の抜粋文が彫り出されています。

exhibition 労使宣言50周年記念「トヨタ労組のあゆみ」展示を開始

2013年4月15日、労使宣言50周年を記念して、カバハウス2Fに展示物を設置しました。
この展示物は、トヨタ労使の歴史観を継承し、真摯な姿・力強い活動・先人の努力など、これまでの組合活動やその思いを後世に伝えていくものとして、「組合結成」や「大争議」などターニングポイントとなった出来事をはじめ当時の思いを記しています。
より詳細な出来事を閲覧いただけるタッチモニターのほか、スタンピングツール部の皆さんが制作された記念レリーフ、2012年5月29日に労使で調印を行った「労使宣言50周年を迎えるにあたって」の調印文書(複製)を展示しています。
カバハウスにお越しの際はぜひご覧ください。